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1997 年 5 月 2 日 発行（No. 126）
KEK Computing Newsletter
構内ネットワークの TCP/IP 設定の変更
--- 旧アドレス機器への RIP アナウンスの停止 ---
--- 新アドレス機器への RIP アナウンスの開始 ---
Reconfiguration of TCP/IP routing protocol in KEK Local Area Network
TCP/IP routers in each network cluster of KEK LAN will stop RIP
announcement to hosts which have the subnet mask 255.255.0.0 on
21-May-1997. Instead, in order to introduce the dynamic routing
backup by RIP, routers will start RIP announcement to hosts which
have the subnet masks 255.255.252.0, 255.255.248.0 and
255.255.224.0.
TCP/IP setting on those hosts which listen to routers' RIP an-
nouncement should be changed by 21-May-1997. The choices are 1)
to set a static routing or 2) to change to an IP address which
has the subnet mask 255.255.252.0 or 255.255.248.0 or
255.255.224.0.
構内 AppleTalk のルーティング化のため、1997 年 3 月 17 日に構内ネットワー
ク・クラスタの正副ルータの再配置が実施されました。AppleTalk の正常化を迅速
に行なうため、正副ルータでのStandby 機能を停止しておりましたが、このたび、
ルータの新配置のもと、新アドレス機器に対し RIP (Routing Information Proto-
col) によるルータ障害時のバックアップを開始することになりました。このため
構内ネットワークの TCP/IP 設定を変更する作業を実施致します。
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作業日時： 1997 年 5 月 21 日（水） 9:00 - 17:00
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作業内容： 旧アドレス機器への RIP アナウンスの停止
新アドレス機器への RIP アナウンスの開始
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上記作業に向けて、一部のユーザ機器（旧アドレスを持つワークステーションおよ
びルータ等）では TCP/IP 設定の変更が必要となります。なお上記作業時間中、必
要な設定変更をこの日までに行なわなかった機器以外では、作業によるネットワー
ク機能の停止等の悪影響は発生しません。
1. 設定の変更が必要な機器（旧アドレス機器の一部）
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旧アドレス機器で、RIP を聞いていた機器は設定の変更を行ない、default router
を指定するようにしてください。変更を行なわないと所外へ接続できなくなります
ので、ご注意ください。ルーティングのバックアップが必要な機器は、この機会に
新アドレスへ移行されますよう強くお勧めします。
＜管理する機器が旧アドレスをもっているかどうか判断できない場合＞
次の表
http://decws.kek.jp/people/newnet.html
を参照ください。この表で IP アドレスの 3 桁目の数字に、斜線が引かれている
場合は、その機器は旧アドレスを持っています。
（新アドレスは 1995 年 11 月に構内ネットワークに導入されました。それ以前に
購入したワークステーションなどは、旧アドレスをもっているものが多くあります。
）
1.1 ユーザ側変更作業
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旧アドレス機器でRIP アナウンスを聞いていた機器は、5 月 21 日（水）までに、
各クラスタの正ルータを default router として、TCP/IP の再設定を行なってく
ださい。この変更を行なわないと、5 月 21 日（水）以降、所外への接続ができな
くなります。
＜正ルータの IP アドレスがわからない場合＞
正ルータの IP アドレスは、各クラスタで異なります。
http://ccwww.kek.jp/local/ip-assignments.txt
の「３．各クラスタの新 IP アドレスとホスト設定」を参照し、そこで「ゲートウ
ェイ」として指定されている IP アドレスを正ルータの IP アドレスとしてくださ
い。
2. 設定の変更が不要な機器（default router を設定している機器）
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default router を設定している場合は、新アドレスでも旧アドレスでも設定の変
更は必要ありません。ただし、default routerを設定した場合には、正ルータの障
害時に動的なルーティングのバックアップは行なわれません。ルーティングのバッ
クアップが必要な新アドレスを持つ機器は、次節で述べるように、設定の変更を行
なって RIP を聞くように変更することもできます。
3. 設定の変更をしてもよい機器
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（新アドレス機器で RIP によるルーティングの動的なバックアップを
希望する機器）
新アドレス機器については、「自らは RIP アナウンスを出すことはないが、ルー
タからのRIPアナウンスを聞く」ように、TCP/IP 設定を変更することができます。
（UNIX ワークステーションなどのように、システムに routed がある場合には、
routed デーモンを
routed -q
で起動します。）
この設定により、正ルータ障害時には、副ルータにより「RIP による動的なルーテ
ィングのバックアップ」が行なわれるようになります。
ネットワーク グループ
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